松本城 ロータリークラブ
会長方針

会長方針

~SDGsを考えよう~

会長 藤田 ひろ子

  2019年末に中国から発生して瞬く間に世界に波及した新型コロナウイルス感染症は、3年目を経過しました。世界的な感染予防に国や地域のロックダウンで人との交流を避けマスク、手指消毒、密集を避ける等などが行われました。また、対面での会合や飲食を避けることによりロータリーの例会や協議会もデジタル・オンラインで行われるようになりました。

世界的には一度収まりかけたアフガニスタンの紛争が再燃し、ロシアのウクライナ侵攻により、世界各地に食料、経済の困窮が拡大しつつあります。さらに、文明が進んだことにより地球を取り巻く気象環境の破壊が進み世界各地に地殻変動や洪水・地震が頻発するようになりました。また、世界経済の停留や人の心の荒廃を招き、情報機器の発達により公金横領や詐欺なども起こるようになりました。2015年の国連総会で合意された持続可能な開発目標SDGsを考え実行する時代に逆行する世界情勢は、1905年の世界大恐慌により経済・人のこころの荒廃した時代に似ています。 この荒れた時代にポール・ハリスが起こしたRCの原点の信条を思い起こさなければなりません。オンライン例会や会議は良い点もありますが、人間の心の結びつきが希薄になります。

そこで、今期の例会は感染予防に留意しながらもできるだけ対面で行いたいと思います。

RCに提唱されている四つのテスト、

  1. 真実かどうか?
  2. みんなに公平か?
  3. 好意友情を深めるか?
  4. みんなのためになるかどうか?

を常に考え、対面式例会では一方通行ではなく、何でも言い合える、意義ある例会にしたいと思います。 会員卓話はRCの職業奉仕の観点から、日頃行っていることや、日々考えていることなど、自分の職業についての信条や業界の動向などについて話していただき、その後、感想や質問等を発言しあう時間をとっていただきたいです。

また、青少年とのふれあいについては、継続している子供たちとの“ふれあいプロジェクト”にローターアクトや社会福祉協議会の若い方たちともロータリーの信条、奉仕の姿勢を広めたいと思います。それがRIの重点項目D. E. I に通じると思います。 本年度1年間、宜しくお願い致します。